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カスタマイズ

はじめに

カスタマイズ内容の公開はみんカラとかでやればいいとも思うのだけれど、彼らほど車やバイクに入れ込んでいるわけでもないので、当面はここでカスタムについて書いていくことにします。

変更:ヘッドライト

個人的にデフォルトのヘッドライトのデザインは嫌いではないのだけれど、光量に不満があったのもあり、思い切って丸ごとLED系に変更しました。
交換の動機としては コレ 見てカッコイイ!と思ったのも理由の一つ。 ボバースタイルっていうんですかねこういうの。実際にはここまlでする気はないんですけど。

…さて、ヘッドライトには元ネタと同じと思われるものがAmazonでよく流通しているようで比較的安値で手に入りますが、当然のごとくカットオフライン等があるわけではないので車検は通らないでしょう…。
ヘッドライトの固定によく使われる汎用のハウジングだと、ヘッドライトが前に出っ張る形になり目指すデザインからは離れてしまいます。今回は板金の個人発注をしてみたくもあり自作にしました。

デフォルトのヘッドライトから取付寸法を採寸し、下図のブラケットをを左右対称に設計し発注。わかってはいましたが個人仕事で発注すると中々高いですね。形状の複雑さはレーザー加工が普通の現在じゃ大した障害にはなりませんが、今回は一品モノですし安くすむ道理もありませんねぇ…。
ただ、次に発注するときは個人事業主にでもなってMiSUMi meviyに頼んだ方が安くなりそうです。価格参考にAI見積もりやってみましたが、今回の発注先の半額以下でした。
…と、これで完成のつもりだったんですが、実際取り付けようとすると干渉でNG!!!
スイングアームにある金具とガッツリ当たる…。中途半端に金具だけかわしても、ケーブルとブラケットが当たると被覆が切れる恐れがあるし…で、根本的に形状見直し。 その金具も左右で非対称なもんだから更に何度か試作しながらいろいろ修正して、これが最終形。
上側にあるシャフトはいずれGoProでもつけてやろうと思って設けた固定バーです。ヘッドライトとの隙間が小さいからもしかしたら付かないかもしれませんが…。
下部にはただの飾り板を追加。ブチ穴に大した意味はないのですが、ここに何か貼り付けるときには位置合わせに使えるかな?

さて、完成した現物を黒く塗装してセットしたらこうなりました。
塗装にはエアーウレタンの艶消しブラックを使いました。レビューにもありましたが、サラサラめなので膜厚は薄めになっちゃいました。まぁ錆びたらまた磨いて塗りなおせばいいやと割り切れるのも自作ならではでしょうか。買ったものだとガッカリが先行しちゃいますからね。
今回のヘッドライトはH4コネクターはそのまま使えました。ただ、デイライト用かな?配線が1本出てるんですが、このコネクタは替える必要があります。

で、これが一応の完成形。
丸目になったおかげで、見た目はなんか普通のクルーザー系に近づきました。
ただ…なんか光量が微妙なんですよねぇ…。光軸合わせについては後日。

変更:リアフェンダーレス化

バルカンSには、もともとキジマ社からフェンダーレスキットがリリースされていましたが、私がVulcanSに乗るころにはすでに廃版になっていました。 現在はプーチ社からフェンダーレスキットが出ていますが、テールランプのスタイリングはキジマ社の方が好みだったんですよねぇ…。

…というわけで、キジマ社同等のフェンダーレス化を目指すということで板金のオーダーメイドを試みます。設計難易度的にはヘッドライトブラケットよりは断然簡単なハズ。

フェンダーレス化の上では、バルカンSのリアフェンダーにはナンバープレート、ナンバー灯、リフレクター、テールライト、ウィンカーがついているので、これら一式を新たに別の場所に設ける必要があります。
基本的な購入物は以下の通り。ただし、ウィンカーは改造が必要です。

ナンバー灯 デイトナ LEDライセンスランプ 75646
リフレクター ACTIVE リフレクターKIT TYPE-3 1150021B
テールランプ キジマ テールランプキット XL1200
ウィンカー キジマ ウィンカー 219-1020
ウィンカーバルブ KOITO ライセンス球 G18 12V10W P3441
フランジ付ナット MiSUMi FRNUT8
金属ワッシャ MiSUMi WSSS14-8-5
極低頭六角穴付ボルト MiSUMi CBSA8-25
ウェルディングナット オチアイ ウェルディングナット W-8-F-3W
090型 3極 Fコネクタ MT防水 住友電装 3P090WP-MT-E-F-tr
110型 2極 Fコネクタ 住友電装 2P110-BK-F-tr
050型 2極 Fコネクタ 住友電装 X2P050-OR-F-tr ( ウインカー変換カプラ +防水ギボシでもよい)
※コネクタ類は端子も購入すること、失敗したときに備え余分に購入することをおススメする。

そもそもキジマ社のキットが廃盤になって困ることと言えばブラケットが入手できないくらいのものです。同キットは標準ウィンカーを流用できるようになっていますが、今回はその気もないので関係ないですし。
よって、ナンバープレート固定ブラケットだけなんとかこちらで作れればミッションクリアです。

さて、ここで 廃版になったキットの画像 を見る限り、ナンバープレートに対して上1点、左右それぞれ1点ずつ固定することで成立しているようです。
ただ、個人的には左右1点ずつの固定はスタイリングとしてちょっとカッコ悪いので、形状まではコピーしないことにします。
じゃあどうするか…ですが、今回はフェンダーのインナー側を固定している3か所のネジ穴を使います。元のフェンダーレスキットはこのうち1か所を使っています。

これまた採寸の上、こんなブラケットを設計し発注。
到着した現品がコレ


この後、防錆塗装を施し、ランプ類には適切なコネクタやらをセットし接続していきます。
ブラケットの取り付け方には注意点が1つあります。それは、取付部のフレームには裏ナット溶接がしてあり最初にボルトにブラケットとワッシャを通してこのナットにねじ込む必要がありますが、このとき、ボルトと裏ナットとは殆ど締め付けを行ってはいけません。ブラケットがガタついたりしない程度に着座するよう軽く締めこむ程度にします。そして、その上からフランジ付ナットをセットして締め上げるのです。締め付けの主体はあくまでフランジ付きナット側です。こうしないと裏ナット側の締め付けとフランジナットとの締め付けで無駄にボルトに負荷がかかります。というかフランジナットで引っ張られて裏ナット側の締め込みがゆるむので最初の締め付けに意味がないと思われます。

最後にハーネスルーティングをしてナンバープレート周りは完了。